澤登 義昭

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澤登 義昭

1953  東京で生まれる
1974  多摩美術大学・グラフィックデザイン科卒業
1975  デザインは不向きと気づき、絵画に専念
      30歳まで「現展」「独立展」「日仏展」
      その他にも出展参加、入選、受賞あり
1980  30歳以降、個展に専念

昭和画廊(銀座)・ギャラリー歩歩琳堂・・その他
グループ展、多数参加
現在に至る。

自己を見つめ

眼前に裸体がある。同時に私の内部に風景が立ち上がる。確かな生命体。
一本の線を走らせる。対象を、現象を自己化するためか?
黒線は白紙を走り、刻み、時に汚点を残す。
『 何のために描く? 描くことに何の意味がある』
白紙に刻印されたものは、私か? 分身か?
他者か? 対象、現象の自己化などあり得るのか。
『 何のために描く? 描くことに何の意味がある』
初心の疑問を繰り返す日々。
―――― よい一日であった ――――